あがり症になりやすい人は、基本的に真面目な人。
真面目であるからこそ、現状の緊張や不安を真正面から受け止めてしまうのです。
「失敗したらどうしよう」という思考が、あがり症を助長させることになります。
真面目な人は何事も大げさに捉えてしまいがちでもあります。
「失敗したらことだ」と思いつめるあまり、あがりがあがりを呼び、収拾がつかなくなってしまいます。
その上で一度でも失敗しようものなら、それを大いに悔やんでしまうのも、真面目な人の特徴。
次回同じような局面になったときに「今回こそはうまくやろう」「前回のように失敗はできない」と
強く思い込んでしまうことで、さらにあがり症が悪化してしまいます。
また、プライドが高い人もあがり症になりやすいもの。
ここぞという局面で自分を不相応に高く見せようとし、
失敗によって自分が低く見られてしまうことを異常に恐れ、あがってしまうのです。
その他にも内向的な人、強いコンプレックスを持つ人などは、不安が緊張を呼んであがることもあります。
このタイプは外からの刺激に弱く、ちょっとしたことで不安をかきたてられた結果緊張し、あがってしまう傾向にあります。